nagoemonの個人的備忘録

ほぼ、個人的備忘録。趣味のピアノについて、ビジネス書の読書感想文、お気に入りガジェット、などなど。

【書評】ハイ・コンセプト 読了

ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代
ダニエル・ピンク 大前 研一

三笠書房 2006-05-08
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過去に読んで本棚にしまっていた本ですが、再読了。というのも、新しい本を買うのを忘れていて、電車で読む本がなくなってしまったので、引っ張りだしてきたというわけ。

すごいざっくり言うと、これからは「右脳」を使える人の役立ち度が高くなっていきますよ、ということを言っているのだけれど、過去に流行った「右脳」という単語を安易に使っているわけではなく、ちゃんとした裏付けがあっての本ということで、怪しげな右脳本ではない。

時代が「農耕の時代」→「工業の時代」→「情報の時代」ときて、今後「コンセプトの時代」に入る、と。

確かに、いわゆる「ナレッジワーカー」に関しては、これだけ情報社会になってしまった今となっては、人としての付加価値が少ない。新しいことを生み出せる人が必要とされる。

自分の会社でも、単独技能のスペシャリストよりも、ジェネラリスト(広く浅く、ではなく、広く深い知識を持っている人)の役立ち度が上がっている気がする。

この本ではその中でも「美術」や「デザイン」、さらには「物語」「迷路!?」などの分野に注目しているのが、面白かった。

最後の方で

お金だけでなく、働く意義を与えてほしいと職場に要望する従業員が徐々に増えているのである


とあったが、まさに今の自分、これ。
仕事のやりがいがない(ないと言ったら語弊があるが、やりがいが見えにくい)部署にいるので。さらに、給料も低いとなったら、何にやりがいを求めたら良いのだろうか、、、


nagoemon的5段階評価→☆☆☆☆

5月の読書量
1559ページ
6冊
65ページ/日


ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代
ダニエル・ピンク 大前 研一

三笠書房 2006-05-08
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チェック

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【書評】ザ・ライトファイト 読了

ザ・ライト・ファイトザ・ライト・ファイト
サジュ=ニコル ジョニ デイモン ベイヤー Saj‐Nicole Joni

アルファポリス 2010-11
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実は結構昔に買ってた本で、一度読んだ気もするのですが積読本に入っていたので、このたび読了。

厚みはあり、結構な分量があるのですが、サクサクっと読めました。

「ライトファイト」とは、読んで字のごとくですが「正しい戦い」。

(前略)社員が満足していることが、企業の業績不振を招く最大の危機信号であることが分かった。(中略)敢えて波風を立て、会社を方向転換させようという気が誰にもない状態である。



要は、社員が満足しきってなぁなぁな関係になっているのがマズく、ちゃんと適切な対立や議論が起こっているのが健全な組織である、と。まぁそれには賛成ですね。

で、そのあと延々と、ライトファイトをやると何が良いのか、ライトファイトとそうでない不毛な戦いはどうやって見分ければ良いのか、というのが続くわけですが、正直、こじつけ感がなくもない。

いろんな成功事例も出てくるのですが、「それ、別に『ファイト』じゃないジャン」というような事例も出てきており、あまりピンと来ないことも。ピンとくる例もいくつかありましたが。

ただし、「戦いがあってこそ健全な組織が保たれる」という点は賛成ですし、最後の方に書いてある

戦いに直面するたびに、「これはライトファイトか」と自問して欲しい。(中略)この争いには意義があるか。過去ではなく、未来に向けたものか。崇高な、尊い目的があるか。



というのは、心に刺さる。だって、社内でも不毛な議論、多いもん。

そういう意味では、心に残る部分も合った本と言えよう。

nagoemon的5段階評価→☆☆☆☆

5月の読書量
1210ページ
5冊
61ページ/日

ザ・ライト・ファイトザ・ライト・ファイト
サジュ=ニコル ジョニ デイモン ベイヤー Saj‐Nicole Joni

アルファポリス 2010-11
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【書評】戦略プロフェッショナル 読了

戦略プロフェッショナル―シェア逆転の企業変革ドラマ (日経ビジネス人文庫)戦略プロフェッショナル―シェア逆転の企業変革ドラマ (日経ビジネス人文庫)
三枝 匡

日本経済新聞社 2002-09
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会社の同僚が読んでいるのを見て、「それ面白い?」と聞いたところ、「めっちゃ面白い」という回答が返ってきた。

読み終わったら貸して、と言おうとしたのだが、文庫版だと648円というリーズナブル価格だったので、買ってみることにした。

読み終えて、確かにこれは面白い。
10年以上前に書かれた本なのだが、同じ作者の「V字回復の経営」とともに、今なお新しい印象を受ける。
「戦略」のプロフェッショナルが今後日本では非常に必要とされるのに、その人材が少ない、という指摘はその通りだと思うし、今の自分の会社にもそういうプロフェッショナルは数えるほどしかいないのだろう、と思われる。

分量もそれほど多くなく、ストーリー仕立てということもありすぐに読める本なので、内容を知りたい方には読んでいただくとして、ここでは自分が感銘を受けたり気づいたりした点を覚え書き程度に残す。

(前略)企業内にあまりにも強力で専門的な「企業参謀」グループを置くのは考えものだということだ。むしろ、参謀になれる人材をラインにつけ、また逆にラインの責任者には参謀の「智」が身に付くようなポジションをある期間与える(後略) P.60より



これはいまの自分の会社そのもの。私は何度か「強力で専門的な企業参謀グループ」を会社に置いたらいいんじゃないか、と思ったことがあるが、今はその考えが間違いであると思うようになった。今のままでいいんだ。

競争相手の存在を忘れるなと言えば、そんなことは当たり前だと思うだろうが、実際にいつも競争相手のことを考えながら仕事をしている人々は、驚くほど少ない。 P.97より



ぎくっっっ

引用はしないが、プロダクトライフサイクルの図と、市場セグメンテーションの図



これは詳述しないが、この本を読んで、一番印象に残った部分。
そりゃ、ライフサイクルの図とか、セグメントの図とか、なんども書いたことがある。
が、これらを立案するところにユニークさがあり、非常に重要な作業なんだ、ということに気づかされた。

なんか、いろんな箇所で心に突き刺さるポイントがあり、全部は記述できないが、非常に面白い本だったので読み返したいと思う。

nagoemon的5段階評価→☆☆☆☆☆

5月の読書量 先月の読書量
571ページ  (2302ページ)
2冊      (10冊)
52ページ/日  (77ページ/日)

戦略プロフェッショナル―シェア逆転の企業変革ドラマ (日経ビジネス人文庫)戦略プロフェッショナル―シェア逆転の企業変革ドラマ (日経ビジネス人文庫)
三枝 匡

日本経済新聞社 2002-09
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V字回復の経営―2年で会社を変えられますか (日経ビジネス人文庫)V字回復の経営―2年で会社を変えられますか (日経ビジネス人文庫)
三枝 匡

日本経済新聞社 2006-04
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【書評】ロジカル・ファシリテーション 読了

「60分」図解トレーニング ロジカル・ファシリテーション (PHPビジネス新書ビジュアル)「60分」図解トレーニング ロジカル・ファシリテーション (PHPビジネス新書ビジュアル)
加藤 彰

PHP研究所 2014-04-19
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ファシリテーションに興味があるわけではないのだが、たまたま購入することになったので読んでみた。最近出たばっかりの本(先月出版)。

内容としては、見開き1ページに1テーマが書いてあるもので、左側ページに文章、右側ページに絵付きの解説、となっている。なので、思ったより分量は多くなく、すぐに読めてしまう。
会社に行く電車の中25分で一通り読めてしまった。
分量が少ない分、特に一つ一つのテーマについて深掘りするわけではなく、広く浅く、の印象。
記述も教科書的なため、あまり具体性がなく、頭に残らない。

ちょっとだけ「なるほど」と思ったのは、

合意できなかった時の「最後の方策」をはじめに合意しておく


というところ。
会社で、結論がどう出るか分からない議論に参加したことが何度もあるが、折り合いが会わずに終了することも多かった。そういう時に、もし合意できなかったらどうする、という言質がとってあれば確かに効果的だな、と。
できるかぎり合意しようと双方が努力するだろうし、安心感が出る。
この点は、なるほど、と。

あくまで教科書なので、読むだけでは頭に入ってこない。
実際に自分がファシリテータをつとめるようになって、なにか困りごとがあったときに辞書的に参照するのはアリだが、今のところ得られるものは少なかった。

残念。

決して本の内容が悪いわけではなくて、今の自分のフェーズに合わなかったということで、

nagoemon的5段階評価→☆☆☆

「60分」図解トレーニング ロジカル・ファシリテーション (PHPビジネス新書ビジュアル)「60分」図解トレーニング ロジカル・ファシリテーション (PHPビジネス新書ビジュアル)
加藤 彰

PHP研究所 2014-04-19
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【書評】いかにして問題を解くか 読了

いかにして問題をとくかいかにして問題をとくか
G. ポリア 柿内 賢信

丸善 1975-04-01
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読了しました、「いかにして問題を解くか」

これはいわゆる数学の問題を解く方法を述べている解説書ですが、ただ数学の考え方というのはビジネスで突き当たる壁や問題とも解法が似ているわけで、それで「ビジネス書」のくくりでとらえて読まれているビジネスマンも多いそうな。

ただ、私は純粋に数学の本として今回読ませていただきました。

ビジネス書の書評では「実例(数学の問題)は飛ばして解説だけ読むのでも十分勉強になる」などと書かれているのですが、私は逆で、やたらと多くて雑多な「解説」よりも、時折出てくる数学の問題を解いてみて、その解答とその周辺を読んで、というのが一番しっくり来ました。

普段、問題を解く時に心がけてはいるんだけど、そんなに系統だって整理していない人が多いと思いますので、頭の中をスッキリさせる意味では名著と言えるでしょう。

ただね、、、いかんせん、
・内容がまとまってなくて散文的になっていること
・メソッドがまとめられているのだが、日本語の50音順になっているだけなので、最初から通読するとあまりに唐突に項目が出てきて面食らう
・昔の本なので、文語体が多い

など、読み手を阻むたくさんの障害が出てきます。
さくっと読み進められる本ではありませんが、興味のある方はどうぞ。

nagoemon的5段階評価→☆☆

5月の読書量 先月の読書量
248ページ  (2302ページ)
1冊      (10冊)
31ページ/日  (77ページ/日)


いかにして問題をとくかいかにして問題をとくか
G. ポリア 柿内 賢信

丸善 1975-04-01
売り上げランキング : 4645

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【書評】できませんと云うな 読了

久々に書評を書いてみます。

「できません」と云うな―オムロン創業者立石一真 (新潮文庫)「できません」と云うな―オムロン創業者立石一真 (新潮文庫)
湯谷 昇羊

新潮社 2011-03-29
売り上げランキング : 16340

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オムロン創業者の立石一真氏の本です。

「できません」と云うな、ということで、開発者魂を存分に発揮した、立石氏の哲学が学べるのかと思っていましたが、あまりそういうテイストの本ではなく、どちらかと言うと伝記に近い感じでした。

読む前に誤解していたのは、「できませんと言うな」というのは、「諦めるな」に近い言葉で開発者魂のこもったものと思っていたのですが、実際は「儲からなくても社会貢献になるなら、やる」というような、経営者としての含蓄もこもった言葉だったということ。

自分の会社のことをあまり詳しくは書けませんが、うちの会社は「社会貢献」よりも「利益重視」の面が強いものですから、この考え方は新鮮で面白かったです。

あと、50歳をすぎてもなお活発的な立石氏。

30台なのに既に疲弊しかけ(?)の私、見習わなければなりませんな、、、

本全体を通して、お!!と思う部分は少なかったのですが、全体を読むとなんとなく力が沸いてくる本ではあります。

正直、期待してたものとは違いましたが、なんか捨て置けない、それが正直な感想です。

「できません」と云うな―オムロン創業者立石一真 (新潮文庫)「できません」と云うな―オムロン創業者立石一真 (新潮文庫)
湯谷 昇羊

新潮社 2011-03-29
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