nagoemonの個人的備忘録

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蜻蛉日記、を読みました

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蜻蛉日記、を読んでみました。

あまりにも毎日毎日ビジネス書ばっかり読んでいると、たまにはこういう本も読みたくなります。

蜻蛉日記ってのは、平安時代中期に「藤原道綱の母」という上流貴族女性が書いた日記です。

現代で言うところの、カリスマブロガー、という感じでしょうか。

当時はあまり言いたいことをズケズケと(特に女性が)言うのは良くないとされていた時代なのに、めっちゃくちゃ本音でやれ「ムカついた」だの、旦那の浮気相手に訪れた不幸に「スッとした」みたいなことを書いていて、とても正直ですw

上・中・下の三巻に分かれていて、結構長い日記なのですが、この角川のビギナーズクラシックは1冊に取捨選択して収めてくれています。

上巻は、
・兼家(旦那)の求婚
・結婚
・子供(道綱)誕生
・旦那に浮気相手出現
・母の死
・兼家の病気

って感じ。
中巻は、
・転居
・安和の変
・唐崎祓い
・石山詣で
・鳴滝の山寺に籠る

下巻になると、あまり旦那も出てこず、完全にブログ雑記帳状態w
・転居
・養女迎え入れ
・その養女に求婚する謎の男

などなど。この辺は、ビギナーズクラシックでは省略されています。

読んでみての感想としては、まず第1にも2にも、これが言えるでしょう






一夫多妻制、羨ましい


もう、なんて言うか、兼家が自由すぎます。

羨ましすぎます。

もちろん、私にも美人奥さまとかわいい娘がいますので、今更一夫多妻制になっても嬉しくないけど。

そもそも、モテないし。

どうせ多妻はイケメンどもが持っていくんだろうし。

それは置いといて。

あと、もう一つの感想

みんな、泣き過ぎ

なんか知らんけど、全てに泣けてくるようです。

特に泣いているのが、唐崎祓い。

唐崎祓い(85)
 関の山路あはれあはれとおぼえて、行く先を見やりたれば、行方も知らず見え渡りて、鳥の二つ三ついたると見ゆるものを、しひて思へば、釣り船なるべし、そこにてぞ、え涙はとどめずなりぬる。いふかひなき心だに、かく思へば、まして異人は、「あはれ」と泣くなり。はしたなきまでおぼゆれば、目も見合はせられず。



そんな、釣り船見ただけで感動して泣けてくるってどういうこと!?

その心境がよくわからないが、まぁ、昔の時代のひとなので、今の時代に比べて多感なのだろう、と思うことにする。

今の我々の方が心を失っているのか?



あと、大事なことを言うのを忘れました。

この、藤原道綱の母、たいそう歌がうまい。

どの歌も素晴らしいが、やはり百人一首にも入っている名歌:

嘆きつつ独り寝る夜の明くる間はいかに久しきものとかは知る



でしょう。

旦那が通ってこないことを、めっちゃ皮肉をこめて歌ったこの歌。

ただ、男ってのは、あまり頭のいい女性が好きでないこともある。

藤原道綱の母は、賢いし、歌もうまいし、美人だけど、あまり「癒し系」ではなかったんだろうな。

兼家の寵愛を一身に受けることはできず、常に他の女にうつつを抜かす旦那への恨みつらみが日記に綴られています。

とは言え、こんなに想ってもらって、兼家も幸せものだったと思いますよ!!

と男性の味方をして終わっておきますw


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